忍者ブログ

生活、音楽、吉井さん

   
リュズタンの夢の中で

2025.10.26 Sun.
朗読劇『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった2025』
at ヒューリックホール東京



※内容に触れる感想になります






下野さん目当てで観劇を決めた朗読劇。
私は偏愛タイプのオタクなので、いつも決まった役者の舞台を観劇するのが常。下野さんは今年鬼滅の映画を観に行った流れでYouTubeで見た夜あそびのダミヘの演技で落ち、今回初めてチケットを取った次第。(ざっくり言うとねざっくり)


20年ぶりぐらいにアニメをまた見るようになった身なのでその間の声優さんの知識はほぼゼロからのスタートだったんだけれど、高木さんはコナンで小学生の頃から知っていたし、信くんは鬼滅と夜あそび、祐くんも過去の夜あそびメンバーで、すみれちゃんは視聴していた出禁のモグラに出演していたりで、最終的に26日の出演者全員のお声を知っていたという偶然。


観劇後、私の初めての朗読劇体験がこの5人のチームのリュズタンで本当によかったと思いました。


声で表現する役者さんの見事な演技力を初めて目で耳で肌で感じて、圧倒されまくりの没入した2時間だった。


物語の内容に関してはミリしらで行って、知っていたことと言えば、泣ける話だということだけ。


開場前に並んだとき、後ろに並んだ若い女の子達が昼公演の感想をかなり大きな声で話すものだから、たまらずイヤホンを耳にねじ込んで大音量でスピッツの新曲を聴いていた。お嬢さんたち、興奮するのはわかるけど、みんながみんな昼公演も観てる人たちとは限らないからね。今は若いからで許されても、人の迷惑をわからないままで歳を取ってはいけないよ。と、届かない老婆心を心の中で唱えた。


初めての朗読劇で初めての会場なので勝手がわからず、パンフなどを買ってからもしばらくロビーで待つ時間があったことにちょっと驚いた。


開演30分前になって初めて客席へ。

撮影OKだったのでステージを記念撮影。
映像が投影されたり、海の中の透明感と仄暗さが共存するとても素敵なステージだった。
5列目からの景色、写真で見るよりも近い。
元々はシアターだったということで、座席は映画館そのままの広めのシートで快適。


波打ち際にいるようなウクレレのBGMに和みつつ開演を待ち、開演前の影アナの声が、間違えていなければたぶん信くんの声で顔がほころぶ。


開演すると、まだ演じる前に5人で軽く挨拶があるのも新鮮だった。一度舞台裏へ戻った高木さん、何やら舞台裏で下野さんと抱き合っていて台本を忘れてしまったらしい笑。初めて動く高木さんを見て、ロマンスグレーの髪が素敵なお茶目なおじさまでびっくりした。イケオジ...!(しかも吉井さんと同い年で二度びっくり)でえベテランのさすがの演技力で素晴らしかったなぁ...


えいえいおー!(劇中みたいにおーらい!だったかも)と円陣を組んで、始まる前から可愛い5人組だった。この先の物語の、こんなに乗り越える壁が辛いとはつゆ知らず...私はてっきりほっこりなお話なのかとこの時は思っていたのだった。


途中でアドリブもあって笑ったりもしたんだけれど、物語の向かう先がだんだんわかってきて、それが起こってしまった時の真っ赤なステージを、私は直視することが出来なかった。みなさんの迫真の演技に、声をころして泣くので精一杯だった。


経験したことがなくても、ノスタルジーを感じる子供の頃の夏休みの記憶...だからこんなに共感して苦しいのかもしれない。自分に置き換えて、きっと殿清と同じように死んだように生きるか、すぐにでもみんなの元へ行こうとしてしまうだろうなって、考えてしまう。


でも、キヨが助けた命だからな...
ステージが見れなくて声だけだったけど、笑顔で「またな!」って言う下野さんのキヨの声が...思い出すだけでもう無理だ...子供が辛いの無理だってぇ...


それを乗り越えての自由研究の発表のシーン、演じてる方はもちろん、観客もみんなで鼻水出るほど泣きながら見守っていたあの空間は、本当に意味わかんないくらいせつなくて、痛いくらい輝いていた場面だったなあと思う。これぞ生の醍醐味。東京まで足を運んで本当によかった。ステージの5人は、もう小学5年生の少年少女にしか見えなかった。


物語の展開上、どうしても悲しみや痛みの印象が強く残ってはいるんだけれど、観劇の後に私が自分の中にあるもので浮かんだのは、あの歌しかなかった。


君が大事にしてるものほど
これからもさらに奪われてくだろう
でも生きていかなくちゃなあ

Don't Look Back in Anger/Oasis(訳詞:吉井和哉)


奇しくもこの日は、私がチケットを取れなかったOasisの来日公演の日だった。


みんなで生まれ変わりたいと強く信じて願ったキヨ、キヨを信じて夢から醒めた殿清。


闇の中でキヨに語りかける殿清のシーン、とてもよくて好きだったな。


そう、誰にも見えない未来をいかなくちゃ。殿清のこれからと、生まれ変わって今度こそ海を盗みに行く5人を想像しながら口ずさむ。


そう初めて感じる喜びの多さ
過去を抱きしめ
Don't Look Back in Anger
Don't Look Back in Anger
飛び立て
さあ行きなさい




パンフと台本とステッカー ゚+..。*゚+近藤くんと菊川くんも一緒だったんですね。
初めて見た生下野さん、画面で見ているそのままのかわいい人でした。^^
下野さんの殿清は、またきっと違った雰囲気だったんだろうなあ。
PR
  
Profile
100312_0316_01
name:トコ
◼︎天秤座のO型
◻︎HSPの傾向あり
◼︎INFJ-T
◻︎YOSHII FUNK LOVE
◼︎スピッツベルゲン

NO MUSIC, NO LIFEな
30代一人暮らしの日々。
ワークライフバランスを大切に生きる!
Calendar
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
3 4 5 6 7 8
10 11 12 13 15
17 18 19 21 22
23 25 26 27 28 29
30
Web Clap
拍手ボタン

メッセージもこちらから送れます
New Entries
ブログ内検索
LIVE“2005→2011”
LIVE“2012→2018”
LIVE“2019→2024”
LIVE“2025→”
【2025】

1/8 THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~ BLOCK.2 名古屋国際会議場センチュリーホール

4/11 吉井和哉
吉井和哉 大感謝祭 「生ピ」名古屋BOTTOM LINE[2nd]

4/22 THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~ BLOCK.3 愛知県芸術劇場大ホール

4/27 中村悠一
マフィア梶田と中村悠一のわしゃがなTV 5周年公演 「あつまれ!わしらんち」 夜公演
(オンライン)

6/3 THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~ FINAL BLOCK 愛知県芸術劇場大ホール

9/3 THE YELLOW MONKEY
THE YELLOW MONKY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~ ーネ申ー LaLa arena TOKYO-BAY
ライブビューイング イオンシネマ岡崎

9/7 下野紘
下野紘ひとりいべんと 夜の部
(オンライン)
Copyright ©  -- リズムhearts* --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]